神社に行くと、色々と気になるものが有ったりします。
そしてそんな神社を巡っていると、色々と昔の様子が見えてくるようになります。
今日はその中の一つをご紹介します。
いくつも神社をはしごしていると、時々見かけるのが戦争に関する石碑です。
沢山の人を亡くした時、慰める為のものだったり、或いは戦争の勝利を祝うものもあります。
そんな戦争関係の石碑の中で、最も目に留まったのが『日露戦争』関係のものです。
菅原天満宮にある日露戦後記念標です。
八坂神社にある明治三十七八年戦役紀念碑です。
右側の小さいのは満州事変出征軍人と書かれているようです。
恵美須神社にある明治三十七八年戦捷紀念碑です。
※ 『戦捷』⇒『戦勝』
日露戦争で活躍した乃木将軍廿五周年記念碑です。
読み取れない文字『廿』は『亡』に見えてしまいました。{苦笑}
調べてみると二十五周年だとか。
『廿』この字で『二十』と読みます。
これらを見て思うのが、日本にとって日露戦争とはとても大きな出来事だったという事です。
日清戦争の碑はおそらく見た事が有りませんし、満州事変も写真の通り扱いが小さかったりします。
支那事変なんかも見かけましたが、数はありません。
ちなみに第二次世界大戦に関してはそこそこ見ますが、これはまあ皆知っての通り大きな戦争だったので分かるでしょう。
そしてそれ以上に日露戦争に関する碑が多いのは、この戦いがとても大切だったという事です。
負ければ亡国の可能性も有った戦いでした。
そしてこの時の世界に、有色人種国家で唯一日本が入り込んで行った瞬間でした。
明治維新はこの時の為に有ったと言っていいでしょう。
話には聞いていても、昔の話というのは実感がわきません。
しかし神社を巡り何度もこういった碑を目にする事で、その重みが伝わってきます。
神社って、本当の歴史を記録しておく場でもあるのですね。
そんな風に思うと、また色々な神社に行きたくなります。