神社を見て回ると色々な神様がいます。
神話の神々をはじめ、天皇陛下や皇族、歴史上の人物、ご先祖様、山や動物などの自然、ありとあらゆるものが崇められております。
でもそんな中で今一分からない神様がいます。
道祖神です。
道祖神って、いったい何なんでしょうか。
道端にある石とか、その場所に対する信仰かと思っていましたが、曽根崎道祖神を見ると、対象がちゃんとお初と徳兵衛と分かりますよね。
訳が分からなくなりました。
調べてみると、道祖神とは『(村境や峠の)道端に石像でよく祭られ、外から来る魔・災いを遮り防いで安全を守る神。』とGoogle先輩の検索をそのまま載せればこんな感じです。
石像に限らず、そのままの石の場合もありますが、つまり石にその場所の安全を祈願するわけですね。
更に調べるとなるほど少し分かりました。
道祖神とは、道祖神という神様ではなくて、どうやら役割の事を指すようなのです。
猿田彦先生と習合したり、妻と合わせて男女一対で習合されたりもしているようです。
その土地を守る守り神として、神様を任命する感じですかね。
古い時代のものは男女一対を表すものであるようですし、お初と徳兵衛はまさに適任だったのでしょう。
曽根崎地区を守る道祖神に二人が任命されたのです。
道祖神とは、決まった神様の名前ではなく、神様の役職です。
でもそう考えると、概ね全ての神社は地域を守る神様がおられるわけですから、道祖神も兼任していると言えますね。
社殿とかなく、あくまで簡単に石や石碑、或いは石像のみで地域の守り神となっているのが道祖神と言えそうです。
お地蔵さんなんかとも習合しているようですし、そう考えるとなんとなく分かりますね。