時々、狛犬が鈴を付けている事があるようです。
これは式内比賣許曾神社の狛犬さんですが、鈴を付けていますね。
なんとこの狛犬さんは三つも付けております。
気になったので少し調べてみる事にしました。
どうして鈴を付けているのでしょうか。
調べるとこの神社の狛犬だけでなく、他にも結構いるようです。
鈴は心を清らかにするという役割があります。
その為に付けているのでしょうか。
でも狛犬さん方はそもそも神や天皇を守るものであって、邪悪な心は持っていませんね。
鈴守というものが有り、狛犬を守る為に付いていると考えるとしっくりはきます。
でも売られている鈴守が、狛犬の鈴守だったりと、どっちが先で後か分かりませんね。
伊勢神宮ではそもそも鈴も狛犬もいません。
それはそれらが伝わる以前の伝統を守っているからだという話がありました。
つまり狛犬と鈴に関しては後から付け加えられたものだという事です。
それらが一緒になっているのは、一緒に伝えられたと考えると納得できます。
鈴も狛犬もセットでお守りする為のものなわけです。
支那の影響を受けたという話もあります。
そもそも狛犬自体支那から入ってきたものですから、その影響があるのは当然ですね。
横浜中華街にいる狛犬には鈴が付いているのが多いようです。
それらを渡来系と称している人がおられるようで、やはり鈴付き狛犬は支那系の色が強い狛犬といえるのでしょう。
ただ、どうして支那ではそんな事になったのかは分かりませんでした。{汗}
まあでも普通に、神や天皇を守る為の狛犬、そして狛犬を守る為の鈴でいいのかもしれませんね。