神社には時々、神社とは全く関係の無いものが置かれていたりします。
歴史的価値のあるものを保存しているのでしょうね。
出来事を石碑に記して残しているのは、今までも散々言ってきました。
戦争だったり震災だったり、皇室の大典に関するものも沢山あります。
神社の歴史に関するものも結構多いです。
前の社殿の鬼瓦だったり、壊れた鳥居の一部だったりですね。
それらとは違うものも実は時々見かけるのが神社です。
左側に『西成大橋』と書かれた石柱があります。
一体何故神社にこんな石碑?が置かれているのか気になりますよね。
するとやっぱり調べるわけです。
そしたら色々な事がここから分かって面白いです。
この辺り(川向う)が西成郡海老江村(後の花川町)だとか、この橋の歴史も知る事ができますね。
この石柱自体、写真の八坂神社だけでなく、花川町にある鼻川神社にもありました。
写真サイトの方で紹介しております。
それで分かったのが、これは橋の『親柱』なのだそうです。
だから複数あるわけですね。
実は前々から橋の名前が書かれた橋の入り口にある石をなんというのか気になっていました。
これで親柱という事を知りました。
そこから伸びた手すりを『欄干』だったり『高欄』と言うのも一緒に知りました。
世の中全てのもに言えるとは思いますが、何かに疑問を持ち調べたりすれば何かを知る事ができます。
だから別に神社にあるものが特別ではありません。
ただ、神社に残るものを調べると、スケールが大きいと感じますね。
それはどれも、博物館に置かれるようなものなのです。
それが何気なくそこにあるのが神社という場所な気がします。
神社を巡るのは、開放的な博物館を渡り歩くようなものかもしれません。
そもそも神社自体博物館にあるようなものです。
神社って色々な意味で『良いな』と、改めて思いました。