何かの形を決める時、当然それにはそれなりの理由があるはずです。
社殿の形には壊れにくいような工夫がされていたり、懸魚なんかは柱の端が表に見えないよう隠す働きがあります。
その懸魚の形にも当然それなりの意味はあるのでしょう。
さてこれは拝殿の中ですが、錦の御旗の手前にあるもの、イカマークを逆さにしたようなのがありますが、これどこかで見た形です。
そうそう、懸魚にこんな形がありました。
神社にあるもの複数に同じ形が使われているとなると、きっと意味がありますよね。
そこで早速調べてみる事にしました。
この形の懸魚、調べてみました。
上下は逆になりますが、この形をした懸魚を『楯懸魚』と言います。
ああ、なるほど、錦の御旗のかかっているのは矛ですよね。
つまり楯と矛が並べてあるという事ですか。
神様をお守りしているのですね。
また一つ謎が解けました。
他にも、神様を守るという意味以外に、いざという時に宮司さんが武器をとって戦えるように備えているのかもしれません。
錦の御旗が矛に付いている事が多く、これは天皇陛下の臣民、日本国民を表すものですから。
神社が地域の守り神になっている事は多いですが、リアルに警察のような役割もあるのかもしれませんね。