菊桐菊桐三菊桐、合わせて菊桐六菊桐。
はい、これは早口言葉ですね。
この早口言葉の意味を、私はつい最近まで考えた事がありませんでした。
これは高津宮の神紋ですが、十六菊花紋は天皇皇室国家の、五七桐紋は日本政府の紋章となっています。
どうして菊と桐なのか考えた事がありませんでしたが、凄くスッキリしましたね。
靖国神社の紋章は十六菊花紋であり、国家神社と言えるのではないでしょうか。
神社の中でもとても大切な神社だという事です。
天満宮はそれぞれに若干違いはあるものの、梅の神紋となっています。
主祭神が菅原道真である神社を表しています。
えべっさんは柏紋ですね。
こちらも多少違いはあるものの、恵美須神社でも戎神社でもゑびす神社でも同じです。
櫻宮神社は桜の神紋です。
御祭神とは関係なく紋章が定められているようです。
ちなみに櫻宮神社の御祭神は、天照大御神、八幡大神(応神天皇)、仁徳天皇となっています。
普通なら花菱紋や十六菊花紋、或いは左三つ巴となるはずですが、こうして独自の神紋が定められている神社もあります。
どれがメインか決めかねる場合、このような判断になるのでしょうか。
続いて綱敷天神社です。
天満宮ですから梅の神紋かと思いきや十六菊花紋が御幕に描かれています。
しかしよく見ると社殿の扉には梅の神紋が見えますね。
綱敷天神社は天満宮としての梅の神紋も有り、そして嵯峨天皇が主祭神である事を表す為に十六菊花紋も付けられているというわけです。
大阪梅田にある露天神社も面白いです。
天神さんですが梅の神紋が見当たりません。
天神社とは言っていますが、御祭神が多く独自の神紋になっているのでしょう。
十六菊花右三つ巴紋とでもいうのでしょうか。
最後に紹介するのが左三つ巴紋です。
こちらは八幡宮の神紋として使われているものですが、多くの神社の社殿にも使われています。
神社を表す神紋としてだけでなく火災除けの意味もある紋章で、ある意味特別なものです。
このように神社には色々な紋章があるだけでなく、その紋章には色々な意味があります。
その神社を表す紋章であったり、十六菊花紋や五七桐紋のように大きな意味のある紋章もあります。
主祭神を表す場合も有れば、単に社殿に火災除けとして付けている紋章もあります。
神社に行って紋章を見れば、何を最も大切にしているのかが分かりますね。
あくまで個人的な感想ですが、独自の紋章をつけている神社は、その地に根付いた神社に感じますから、そういう神社が近くにあればお参りに行っておきたいです。
十六菊花紋のある神社には、日本人なら一度は参拝しておきたい気持ちになりますね。
まあ全国数えるとかなりの数あると思いますから、流石に全部は無理でしょうけれど。