東高津宮に参拝に行った時、『としまいり石』というのを発見しました。
初めて見るものでしたが、東高津宮ではしっかりと案内板が置かれ説明してくれていたので助かりましたね。
まず、としまいり石とは、年参りをする為に必要な石の事です。
お百度参りする為に百度石が置かれているのと同じ理由ですね。
お百度参りは百回お参りする事ですが、年参りとは年の数だけお参りをする事のようです。
ただし、この東高津宮では年配者に配慮してか、場合によっては十の位を除いた分だけお参りをすればいい事になっています。
一桁の位がゼロの時はどうすればいいのかは知りません。{笑}
その時は10回、或いは年の数だけお参りする事になりそうです。
そのやり方は写真の中の案内板に書かれている通りですが簡単に説明しますと‥‥
基本的には、まず拝殿前に行き、そこに置かれている『かぞえ棒』なるものを年の数だけ持ってスタートします。
としまいり石を回ってから拝殿前に戻ってきて、その時かぞえ棒を納めて祈願します。
それを数え棒が無くなるまで繰り返します。
お百度参りの場合は『小石』などを『百個』持ったりしてスタートし『百度石』を回りますが、それが『数え棒』を『年の数』持ってスタートし『としまわり石』を回るのが年参りとなります。
お百度参りの場合、数を数える石は百度石の方に置きますが、年参りの場合は数え棒を納めてゆくという違いもありますね。
そしてこの東高津宮では、他にも少しルールがあるようです。
幼児の場合は、年の数だけかぞえ棒を持っていれば1回のお参りで良さそうにも読み取れますね。
普通は『成功出世』『商売繁盛』『入試合格』と祈願内容がある程度決まっていて、通常通り年参りします。
年配者は『三つの健康(頭・心・体の健康)』と『幸せ』を祈願し、年の一桁の位の数だけかぞえ棒を持ってその数だけ参拝すれば良いようです。
おそらくほとんどの人の場合、お百度参りよりは楽になるのではないでしょうか。
もしも神社に行ってとしまいり石をみつけたら、年参りしてみてください。