神社を巡っていると、気になる事はいくつもあります。
今日はその中の一つ、神鏡の話です。
神社にいくとよく見かけるのが、拝殿、或いは祠内にある鏡ですね。
調べるとどうやら神鏡というそうです。
役割としては神の依代だったり、鏡そのものが神として扱われており、だから拝殿や祠の中にあるわけです。
他にも、鏡の向こうに神の世界があり、そこに神がいるからという風にも考えられています。
まあそれで大体納得もできるわけですが、昔の人が神社に鏡を置いた理由はどうやらそれだけではなかったようですね。
神鏡に自分の姿を映し、自分を見つめなおす為だという考えもあったそうです。
武士は戦いの前に神社を訪れ、鏡に自分の姿を映し、勝利祈願すると同時に『自分の行いは本当に正しいのか』自分に問うてから出陣したのです。
多くの神社で見かける鏡にはそんな意味もあったのですね。
私もこれからは鏡を見て、自分の行いについて考えたいと思います。