正しく学ぼう神社参拝。{笑}
色々調べたからといって知ったかぶりをしていてはいけませんね。
今日は参拝の際に鳴らす鈴についてのお話です。
参拝する時、鈴を鳴らしてから手を合わせて神様とお話をしますよね。
それでこの鈴を鳴らす意味ですが、概ね大概の説明では『神様に会いにきた事を知らせる為のもの』、或いは『呼び鈴』といった感じの説明がされています。
でも調べてみると意外と本当の意味は違いそうですね。{汗}
まず名称も『鈴』と言うよりは『本坪鈴』と言った方が正確です。
まあ普通の人は普通に鈴で良いと思いますけれど。{笑}
そして鳴らす意味ですが、元々参拝者を祓い清める意味が有ったようです。
鈴の音を聞けば、『私は神聖な場所に来ているのだな』と感じますよね。
それによって心を清々しくし、神様をお迎えする心の準備をするのです。
こちらの準備ができれば、神様が降りてくるというわけです。
巫女さんが神楽舞をしますが、その時に鳴らす鈴も同じようです。
祓い清める為のものなのですね。
祓い清めた体に、神様に降りてきていただくわけです。
今では神楽舞の後に参拝者を祓い清める為に『鈴振り』が行われています。
お守りなどについている鈴も、厄除けや開運の役割があります。
鈴の音は、心穏やかに清々しく、そして綺麗な心になる事が良いのだと伝えているわけです。
こういう話をすると、神様がどうとか、信じるとか信じないとか、宗教がどうだとかいう話に持っていく人がいますが、少なくとも日本の神道、或いは神社はそういう目で見る必要がありません。
ただそこから何を学び、より良い人生をおくるのかというだけです。
私には神様がいるかいないかなんて分かりません。
ハッキリと言えるのは、神社から学ぶ事は多いなと、それだけです。
鈴の音を聞いたら、これからは自分の心を振り返るきっかけにしたいなと思います。