中島惣社の写真を見ていて思いました。
『良いなぁ~此処の人達は聖地に住んでるよ!』
第一の鳥居から境内まで凄く長い参道があります。
途中は完全に普通の民家ですが、鳥居の内側が聖地であると考えると、聖地にある家となるわけです。
こんな所に住みたい!
私はそう思ったわけです。
はいそれで話は終了~のはずでしたが、この神社の名前が気になりました。
『中島惣社』‥‥惣社?
調べてみると惣社とは、『特定の地域内の祭神を集めて合祀した神社』とありました。
簡単に今の感覚で言うと‥‥
中央の役員が地方に赴任した場合、その土地の神社を回る必要がありました。
でも面倒なので一ヶ所に神様を集めて一回で終わらせようとつくられたのが惣社です。
一度惣社は廃れましたが、再興されたりしているみたいですね。
惣社には、国の惣社以外にも大小さまざまな理由で存在しているものがあるようです。
では中島惣社はどんな感じでしょうか。
国の惣社というわけではなさそうです。
摂津国の惣社は難波神社という説がありますし、中島惣社ではなさそうですね。
中島惣社は、元々稲荷神社だったようです。
拝殿に朱色が使われているのはその為でしょうか。
明治には郷社と定められていますから、地域の惣社と言えそうです。
主祭神は稲荷神社を思わせるもので、相殿として『菅原道真』『天照皇大神』『素盞烏尊』『応神天皇』など有名所が揃っています。
なるほど惣社とはこんな感じなんですね。
ところで主祭神の保食神を調べていてちょっと感動しました。
天照皇大神と月読命が一緒に出ないのは天照皇大神が怒ったからなんですね。
でもよく見ると一緒の時間に出ている事もあるわけで、今では仲直りしているようです。
最後に、『近所に中島惣社が欲しい』です!